一つの勉強理論4

 「どのように」勉強するか。その1
 僕は、アウトプットの大量反復を勧めます。どの演習書も一応は「基本」と思われることについて作成された問題集なので、これを当たり前のようにすらすらと解答できるようになろうと思いました。無から有は生まれない。知識としてしっかりと身に付いた事柄が無ければ、未知の問題に正解できないと思ったからです。てゆか柴田講師がそう言ってことに納得したからです。
 ではどうすればそうなれるか。ひねり出した答えは大量反復、いわゆる「ぐるぐる」です。
 ちなみに基礎を繰り返すことの重要性は、空手と柔道で覚えました(笑)空手では実践的稽古の前に基本稽古というつまらない稽古をやります。柔道でも打ち込みや受け身は必ずやります。あれは、決して準備運動のためにあるんじゃなくて、強くなるという目的達成のために必要なことだからやるのだと思います。話がそれ気味ですが、つまり、基本をマスターするということは、とてもつまらないけれどもとても重要であるということを強調しておきたいのです。どんな分野でも、一流と呼ばれる人はトレーニングにおいて基本を疎かにしていないんじゃないでしょうか。
 そういうわけで、僕は、もうこの演習書は完璧にできるよ、と思っても最後まで答案構成を反復しようと決めて、実際にそのように勉強してきました。まあ、結局、二年半同じ演習書を繰り返してもそこまでは思えませんでしたが。
 そんで、一つ(あるいはインプット用を含めて二つ)のテキストを「基本」としてマスターしようと決めると、その本に載っていること以外は当然「応用」ということになります。ここで重要なのは基本をマスターする勉強だからといって応用はすべて排除するわけではないという点です。
 応用にも簡単な応用と難しい応用があります。相対試験であるゆえ、簡単な応用ほどマスターすべきということになります。逆に、その本でしか見たことの無いような論点は「基本」であってもマスターの必要性は低いということになります。こんなことを漠然と考えながら勉強してました。
 明日以降に続く。。。