ある若手弁護士の話

弁護士なりたてのころ(いまもか),少年事件の研修担当をしていた若い弁護士がこういうエピソードを話していた。
「少年と心を通わせるのは難しいけど,信頼してもらえたと思ったときは本当に嬉しい。以前,こういうことがありました。まったく心を開いてくれない少年に対して,積極的に接見を重ね,話をし,なんとか信頼関係を築きたいと努力していたところ,少年がこう言ったんです。『色々言ってるけど,どうせお姉さんもお金もらってるわけでしょ。』こういわれて,ホント辛かったですね。」
この弁護士は結局「国からもらうお金だからそんなに大金じゃない,君のためにしてあげるべきことはたくさんある,これでお金もらえないとお姉さん困っちゃうな」的なことを言って,最終的には少年と信頼関係を築けたそうです。


まあ感想は色々あると思うけど,つづきます。