一つの勉強理論2

 「何を」勉強するか。
 試験科目とされる法律です。もっといえば試験科目とされる法律問題について文章を書く勉強です。既に堀馬さんのブログ等でも指摘されているところですが、「書く」ことを鍛えるという意識は重要です。もっとも、書くことはスキルですので、「勉強する」というようりは「訓練する」というのに近いと思います。
 書く訓練とは、分かりやすい文章を書けるようになるということです。論文式試験の点数はどれだけ採点者を「納得」させられるかということにつきます。「納得」度100%なら100点、納得度20%なら20点、というのはあながち外れてないと思います。そして、人を「納得」させるという面から考えるとき最も重要なのは、分かりやすさだと僕は思います。どんなに正確なことを書いても、分かりにくい文章では人を納得させられないからです。これは大事です。正確でも分かりにくければ納得しにくいのです。また、理解しているならば分かりやすい文章を書けるとはいえないけれども、分かりやすい文章を書けるならば理解しているとの推定は働くだろうと思うからです。そういうわけで、「分かりやすい文章」を書くことは僕の書く訓練のテーマでした。