札幌高裁判事の投稿

>弁護士のなかには訴訟物という法律用語すら知らない人
 まじ?まあこの真偽は措くとしても、これ自体は別に司法改革後の弁護士を指しているわけではないですね。てかさすがに嘘でしょ?
 結局、いいたいのは、訴訟が遅延するのは弁護士が無能か怠慢だからってことみたいですね。これについては実務を知らない僕はコメントできる立場にありませんが、「当事者にも多くの原因がある」ではなく「当事者に多くの原因がある」という書きぶりは気になるところですね。
 んで、この後ようやく司法制度改革後に弁護士の質が低下したという話ですが・・・
 質の低下傾向がはっきり窺われるという実感以外は一般的にいわれるところのロースクール批判ですね。いつも思うが裕福層しか云々というのは予備試験の合格者数次第なので、批判の論拠とするには早い気がします。
 質の低下傾向ですが、まだ実務に出てるのはロースクール2期生までなので、弁護士2年目までの人たちのことを指して言っているのでしょうが、いままでの弁護士はこの時期でも教示不要なほど優秀だったということでしょうか。それともボス弁が面倒見切れないことの付けが裁判所に回ってきているということですかね。あ、1000人とかに増え始めた頃からの人も含めて言っているのかも・・・
 いずれにしろ、新人弁護士の多少の教示の必要は寛容な精神で許して欲しいとこです^^