憲法論文試験マニュアル

第1 設問1
1.ア 法令○○条は、原告の□□する権利自由(生の事実的主張)を侵害して違憲だ。
  イ 法令○○条は、△△という憲法上の原理(原則及び制度のこと。Ex.平等原則、政教分離、検閲、明確性の原理、委任の範囲外、国会中心立法、司法権独立など)に反して違憲だ。
  ウ 本件処分は、原告の□□する権利自由(生の事実的主張)を侵害して違憲だ。
  エ 本件処分は、△△という憲法上の原理に反して違憲だ。


2.アについて(原告に生じた具体的個別的事情は使用禁止!!)
(1)□□する権利自由は…という理由で、憲法■■条により保障される人権だ。
(2)■■って…という点で大事です。制約は、公共の福祉に基づく必要最小限度のものに限られます。
(3)法令○○条は、…という点で、□□する権利自由を制約するものです。
   ところが、○○条は、…という点で…といえるので、必要最小限度の制約とはいえません。


3.イについて(原告に生じた具体的個別的事情は使用禁止!!)
(1)△△は憲法▲▲条から導かれるよ。
(2)法令○○って、…な点で△△違反です。


4.ウについて(原告に生じた具体的個別的事情を使用すべし!!)
(1)本件処分は法令○○条の解釈適用を誤っているので違法であり、ひいては原告の□□する権利自由を侵害するので違憲です。
(2)つまり、法令○○条は、憲法■■で保障される□□する権利自由を制約するものだけど、憲法■■条の趣旨に照らして…と解すべきだよね。
   なのに、被告は…と解釈して、原告の…という事情にあてはめて、これを適用してるよね。
   となると、法令の解釈適用に誤りがあるし、ひいては憲法■■条違反だよね。


5.エについて(原告に生じた具体的個別的事情を使用すべし!!)
(1)△△は憲法▲▲条から導かれるよ。
(2)本件処分って、…な点で△△違反です。


第2 設問2
1.アについて(具体的事情使用禁止!!)
(1)被告の反論
・□□する権利自由なんて憲法上保障されねーよ。
・保障されるとしても…って理由で、必要最小限の制約だし。
(2)私の見解
   ・…だから保障される(ない)よ。
   ・制約される権利自由の性質を出発点として審査基準を定立
    ・精神的自由の場合
      規制態様に触れつつ厳格審査〜実質的関連性の目的手段審査
    ・経済的自由の場合
      経済的自由の制約って言っても、目的は社会政策的な積極的なものから治安の維持等消極的なものまで多種多様だし、規制態様も様々なんだから、その合憲性は一律に論じることはできません。なのでその合憲性は、
      「具体的に、規制の目的、必要性、内容、これによって制限される自由の性質、内容及び制限の程度を検討して、これらを比較衡量した上で慎重に決定されなければならない。」
   ・法令○○条って…なものだから、違憲(合憲)!!


2.イについて(具体的事情使用禁止!!)
(1)被告の反論
・△△は…なものだよ。
・法令○○って、…だから、△△違反じゃないよ。
(2)私の見解
・△△は…なものだよ。
・法令○○って、…だから、△△違反だ(じゃない)よ。


3.ウについて(具体的事情使用すべし!!)
(1)被告の反論
  ・法令○○は…と解釈すべきで、原告の事情は…だから、○○にあたるはずだ。
(2)私の見解
  ・法令○○は…と解釈すべき
  ・…という事情(ここ頑張りどころ!!)から、解釈適用の誤りがある(ない)。