国籍法から婚姻要件を除外…改正案骨子固まる

 日本人と外国人の間の非嫡出子(婚外子)が日本国籍を取得することを認めない国籍法を違憲とした最高裁判決を受け、政府がまとめた同法改正案の骨子が16日、明らかになった。
 〈1〉父母の婚姻を国籍取得要件からはずし、日本人の親に認知されることだけを要件とする〈2〉偽装認知に1年以下の懲役か20万円以下の罰金を科す――ことが柱だ。
 ただ、認知だけを要件とした場合、外国に住む女性が日本人男性に虚偽の認知をさせて子どもの日本国籍を取得し、自らも在留資格を得るなどの「偽装認知」が横行する恐れが出てくる。
 現在は、偽の親が子どもの国籍取得届を法務局に提出しても罪に問われない。改正ではこうした行為に罰則を新設する方針だ。(読売新聞)


偽装認知自体を重く処罰することはちょっと問題ありそうだから、この程度の刑罰になっているのだろう。新設される方針の罪が同程度の刑罰では軽すぎて偽装の国籍取得抑止になりえないから、どの程度の罪として新設されるのかちょっと気になるところ。あと偽装と分かった場合に国籍取得した子供がどうなるのかも気になるところ。一旦認めた以上、国籍剥奪はされないのか?