答案の書き方

やたら「旧試の弊害」を強調する教授が、珍しくいいことを言っていた。
曰く「判例や実務家や学者の書く文章と同じように書くことは大切だが、全く同じに書いてはならない。なぜなら、それらの文章は原則を当然の前提として書かれていることがしばしばある。みなさんが、原則論に触れることなく論理展開を始めると、添削者としては、『この人分かってるのか分かってないのか判断できない(だから点はあげられない)。』となる。思考過程を示してほしい。」
まったくその通り。旧試受験生によくある弊害、みたいな言い方が気に障ったが。
それは、旧試でも変わらない。原則論に触れてない答案なんて、それだけで不合格になっても文句はいえない。当たり前のことを当たり前に書ける人が合格するんだろう。