司法試験「年3千人」見直し 法務省、合格者減も選択肢

 法務省は、司法試験合格者を2010年までに年間3000人にし、その後も増やすことを検討するという政府の計画について、現状を検証したうえで内容を見直す方針を固めた。合格者の急増による「質の低下」を懸念する声が相次いでいることに危機感を募らせたためで、「年間3000人は多すぎる」との持論を展開している鳩山法相の意向も受け、年度内にも省内で検討を始める。同省が慎重路線にかじを切ることで、今後の検討内容によっては現在の「3000人計画」が変更され、合格者数を減少させる方向に転じる可能性も出てきた。

 これってほんとすごいことだと思うんですが、どうなんでしょうね。
 時間と金のかかるロー制度を導入して受験者の入口を狭めて出口を増やす。「質の低下」は当たり前の話であって、じゃあ合格者減らしましょうっていうのは、どんだけ先のこと見通せない人が制度改革を行っているのかと思ってしまいますね。いつかホントに訴訟にならないかな。